10月8日。遊漁船痛ましい海難事故が発生してしまいました。

残念ながら死者2名、5名行方不明。現在もなお懸命な捜索活動が続けられております。

 

JGって言葉を耳にしたことあります?

国土交通省認定 限定近海航路許可取得の証 です。

 船体に書いてあるJGマーク  画像提供:とび島丸

難度な検査基準を合格し JGマ−ク が付けられます 。

 

実はゼニスやイナンバなどはこのJGの許可を持っている船だけに遊漁が許可されております。

お金の話になりますが、このJGの維持には年間約200万近くかかるといわれております。

僕らにしてみればお金で安全を買っているようなものですね。

このJG船。外観からすぐわかるのが、、、これ。

 画像提供:とび島丸

遭難時に着水すると自動で膨張し、救命ゴムボートになります。

水、乾パン(食料)、医薬品等のサバイバルな品物が装備されています。

 

 

これはちょっと見にくいところについておりますが、、、、

 画像提供:とび島丸

右に見えるのが「イーパブ」 遭難時に自船位置を衛星を通じて自動で海上保安部へ発信します。

自動SOS発信装置みたいなものですね。

左が「自己点滅灯 」遭難時に海に浮かべると自動で灯火を発します。夜間の遭難時に役にたちます。

 

 

 画像提供:とび島丸

これは双方向無線 といって操舵席にあります。

携帯方式ですから急いでいる時でも普通の電話感覚で会話ができます。

遭難時に海上保安部と交信できます。いわば緊急用のホットラインです。

 

こうやってJG船などは高い安全対策を行っておりますが、今回の遭難した船はJG船ではありませんでした。

よって救命ボートなどもなく、遭難した場所の特定も時間がかかってしまい、残念ながら死者、行方不明を出してしまう大事故となってしまいました。

 

 

ここ何年か起こった遊漁船の事故にはある傾向があります。

それは、、、、

 

事故の発生のほとんどが往路に集中!

 

まだ暗いうちに出船。波も見えず、往来の船もレーダー頼り。船長も寝不足なら居眠り。

こういう時に「どっか〜〜〜ん!」となってしまうんですね。

島に座礁したケース、大型船に衝突したケース、暗くて波が見えずに転覆したケース。

 

 

船には必ず救命胴衣は備え付けてあります。

でも、寝るにも釣るにもあのがさばった救命胴衣は邪魔。

そういうことでお奨めがこのタイプ。

 画像提供:とび島丸

 

自動膨張式のライフジャケットです。

西伊豆土肥の とび島丸では今年の春からお客さんに無料で貸し出して往復の就寝中の船内では着用を徹底していました。

これは首からかけるものですが、腰にちょこっとつけるウエストタイプのものもあります。

真夏、裸で釣りすることが多い自分はこのウエストタイプのものを使っています。

 

最近はマイライフジャケットと称して、お客さん自信が持ち込んでいるケースが多いです。

シマノからはウオッシャブルタイプのものが出ていますので、沖釣りにはお奨めです。

 

今回の事故ではライフジャケットの未装着。

また定員オーバーも問題視されていますね。

 

定員オーバーと言いますけど。

船内のライフジャケットってだいたい定員分しかないところが多いです。

こういうとこで、、、万が一遭難したら、、、

怖いですね。

 

 

自分の命を預けることができるだろうか?という疑問は常に意識する必要があります。

突然の海難に備えて、自分の命は自分で守りましょう。

 

最後に、今回の海難事故で亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、まだ発見されていない行方不明者が一刻も早く救助されるよう願ってやみません。