12/10日から3泊4日で中国にいってきました。

私は中国は初めてです。

 

出発前から頭の中は、、、

 

気分は、、、、

 


しかしどうしても、共産主義という先入観で頭の中は人民服にちゃりん子軍団。

上海空港降り立ったらいきなり、、、、

 

 

街中を車で走っても近代的なビルばかり。

住居も高層マンションばかり。

デパートあるは、ケンタッキーはあるは、、、、

シャネル、グッチなどのブランド店から100元均一ショップなどの日本のパクリみたいな商店まである。

資本主義の波はここ数年で急激に押し寄せております。

今回の中国訪問の目的は「中国釣り事情」の視察。

日本では中国製が大変多くなってきています。

4、5年前の中国製というと、安くて品質が悪い。





しかしここ1、2年の中国製は安くて品質が良い。

確実にこういうイメージにかわりつつあります。

 

今回、無理いってお邪魔したのはTICAの中国工場。

中国の釣り具事情を見てみたいというのは長年の夢でして、、、




 




TICAといえば、大ヒットとなったST16、ST12やSD20。

そして Tースペシャル。

この開発には僕もかなり意見させていただきました。

現場の意見を反映しようというものがすごく感じられる。

 

ロゴの書体、デザインの変更なども早いものは数時間以内にファックスで「どうですか?」とくる。

国内のダイワ、シマノ、エイテック、ペンなどかなり意見してますけどレスポンスなど帰ってきたこともない。






 

当然、あがってきたモデルは私に糞味噌にいわれるだけですわ。

完全にできあがった製品もってこられて「どうですか?」とか言われてもねー

わたし、辛口な男なもんで、「これ開発した奴クビにせんんかい!」とか平気でいいます。

最近ではシマノの「電動丸 IKA 3000」。イカで3000番???

そんなもん外房のスルメしかつかわんやろ?

当然、イカ=1000番の相模湾、駿河湾では売れ行きも鈍いわけで。

このネーミングの決定を下した幹部はボーナスカットですな。

 

あ、、、ミヤマエは新しいコマンドのパネルデザインやツマミノブはちゃんと改良してくれました。

ミヤマエは国内では珍しくそういう姿勢がある企業ですね。

ちゃんと誉めるべきところは認めます。

 

 

熱くなって話がそれました。

上海から車で5時間、寧波。

寧波と書いて「ニンポー」と読むんですけど。

 

 

高速のパーキングエリア。

 

 

パーキングで打っていた「おでん」です。日本円で1本約35円。

味は日本と同じ♪

パーキングエリアの一角にある自動車修理工場。

車はやはり古いものが多いのでよくエンコしとりました。

 

 

その昔は日本からの遣唐使はこの寧波を目指していた地です。

中国屈指の貿易港でもあり、最先端の工業団地地帯。

街中も奇麗に区画整理され、住宅などもすべて高層マンションというくらい奇麗な街。

この街の一画にTICAの上海工場がありました。

上海の総責任者に迎えられ、竿やリール工場を見学させていただきました。

 

 

 

 

ショールームので最初に発見したのが、、、、

 とび島丸 副船長 国島満!

 

 

  ここにきてこいつかよ!!!

 

 

工場内の写真はいろいろ企業秘密がありますから控えさせていただきますが、、、

精密機械やロボットが並び、近代的な工場です。

 

 


広い敷地に並ぶ工場棟 見渡す限り全部TICAです

 

感動したのが出荷検査。

ちょうど、トローリングリールの出荷検査をやっておりましたが、一台一台すべて台座にセットしてドラッグのテンションや音をチェックしています。

 

ちょうど、そこにおられた中国の品質管理の責任者に、「タケテンチョウサン」と呼ばれました。

 

「DO YOU KNOW ME?」と聞いたら

 

店長日記みていますとのこと。

 

 

 感動した。

 

スケベ椅子などで遊んでいる場合ではないですわ(笑)

 

はっきりいいましょう。中国の方は真面目で勤勉です。

性格に表と裏があるなら、彼等はすべて表です。

その表で全力で取り組んでくるのが中国の方です。

僕も長年商社で働いた経験があります。

アメリカなどの会社とのビジネスも経験しています。

ビジネスを勝つか負けるかという喧嘩にたとえるなら。

初めて負けるという恐怖を感じました。

殴りあいとかでなく、彼等が持っている未知のパワーへの恐怖ということです。

彼等は間違いなく将来は上を歩いていくでしょう。

 

工場は24時間3交代でフル操業しています。

品質チェックも大変厳しい。

 

いいものを作りたい。意見を吸収しようという意欲がマジマジを感じられる。

日本が竿、リールとも最高のテクノロジーを持っているのは彼等も認識しています。

それを超えたモノを作るために努力したい。

中国は安いものを安く作るのではない。最高のものを安く提供したい。

そういう気持ちがビシビシ伝わってくるんです。

 

日本では考えられないですが、製造上の問題点、課題点もなんとかしたいと問いかけてくる。

日本では問題点は隠すのが普通です。

それをオープンにしてでも改良したいというのが中国の方なんです。

 

だからハンドル巻きづらいぞ! というと2週間で試作品が中国から送られてくる。

このネジ錆びたぞ!というと2週間で改良品が送られてくる。

TICAでは修理は中国行きになるケースを除き、1週間以内で完了する体制が整っています。

このレスポンスがすごいんです。

 

ちなみにTICAの創業は1964年。私が生まれた翌年です。

釣り具一筋、42年。

当初はABUやブローニングのOEMが中心で、その後ダイワの下請け工場として長年ダイワと親密にしていました。

しかし、ダイワからの海外自社工場への生産拠点移動から生産委託打ち切りの通達をへて、3年前にそれまで控えていた日本市場への進出を決意。

単刀直入に聞きました。「ダイワを恨んでますか?」

そうしたら「ダイワさんには感謝しています」と。そういって応接室に飾ってあった額をもってきてくれました。

それには「今、自分たちがあるのは日本のダイワが釣り道具を作る技術を教えてくれたから。その感謝の気持ちは永遠に忘れてはいけない。」と書いてあるオーナーの直筆の訓示の書でした。

 

竿、リールの話となると私も話しはじめたらつきません。

「熱い気持ちでは熱く応える!」のが僕のスタンスです。

 

会議室で釣り具の激論交わすこと12時間近く。

日本の釣り事情、各国の釣り事情、今抱える日本の釣り業界の問題、釣り場のインフラ整備から環境問題まで。

ホテルのベッドで就寝したのは夜中の3時でした。

 

ちなみに、工場いって特報です!

 

SD16とSD12。すでに試作品ができあがっていました!

今後、実釣テストをへて改良しながら日本市場に投入されると思います。

 

次回は、、、、後編、中国釣具店視察を報告します。