おはようございます。

八丈島でのキンメ船の転覆事故。

よく生存者がいたものですね。

船内に閉じ込められていたのが功を奏したみたいで・・・・

よく我々がいく銭洲遠征船も19トンクラスの船の場合、ドアががっちりしており、完全密閉構造になっています。

ようはひっくり返っても沈むことがないんですね。





だから窓もありません。

不沈構造となってます。これが遠征船なのです。

もし、航行中に転覆したらあえて、外に出るよりは冬場は救助がくるまで船内にいたほうがいいのかもしれません。



ただし、一部の神津島船などJGの許可をとっていた場合でも、ドアが密閉式でない16トンクラスの船の場合はそういう構造にはなっておりませんのでライフジャケットを装着して早めに船外に脱出しなければなりません。







特に夜間は救助活動は困難を極めますから。


船外にいた場合は逆に、救命ボートを目指しましょう。

こちらは転覆と同時に自動膨張式で勝手に浮いてます。






船にはイーパブといって遭難信号を出し続ける装置がついております。
転覆と同時に作動する仕組みになっています。

必ず、救助がきますから。





八丈島の転覆事故の時は何故か、このイーパブの装置が切られていたのでこれほどの大事故になってしまってましたが・・・・


さて、先日のクロムツ君ですが・・・・


さっそく、干物にしました。


今日は「たけ店長式干物の造り方」をレクチャーしましょう。





このやり方は南伊豆の須崎の船長衆お墨付きの干物造りが一番上手いというばあちゃんから教わったものです。





まずは鱗取りで鱗を綺麗にとります。




鱗をとったら包丁の刃先で軽くヌメリをとるのをお忘れなく・・・

これしないと身がよごれちゃうんです。







僕が作る干物は特に尾頭付きの見栄えなどはこだわってないもので、どうせ食べない尻尾はばっさり切ります♪





頭も食べないのでバッサリ切ります♪








数多いと干す場所がなくなりますから、余分なとこは全部切っちゃうんですよ。





頭落としたとこから腹に向け包丁を入れて・・・・




ここで内蔵をとります。



血合いの部分は包丁の先でひっかくようにすればとれます。

ここで内蔵の部分を綺麗に水ですすぎます。




そうしたら腹から包丁をいれ、頭から尻に向けて魚を開きます。
骨に沿って慎重に・・・・

ここまでしたら水を使うと、身が水っぽくなってしまうので血の汚れなどはキッチンペーパーなどでとるようにしましょう。



「なるべく水はつかわない!」 


これは干物だけでなく、魚を捌く時のの基本中の基本です。



僕は本マグロを捌く時などは絶対に水つかいません。





全てキッチンペーパーで綺麗にします。




開き終わったクロムツ君たち。





ここで粗塩を用意します。

食塩はやめたほうがいいですよ。かなりしょっぱくなります。






僕は干物作るときはすべて「たて塩」(振り塩)といってダイレクトに塩を振ります。

「漬け塩」といって予め海水を同じ濃度の塩水を作って漬け込む方法もありますが・・・

魚の大小があった場合、塩分の調整がききづらい。







特に、深場のキンメ、クロムツは脂が強いので塩がききづらいんです。

そして大型の場合、脂が強いので小型の倍くらいこれでもか!というくらい塩をふらないと塩分が入ってくれないんです。



塩を握る感じ。軽く握ってこの指の隙間から塩が落ちるように。

そしてなるべく高いところから手をたてに振って塩を振ります。

「たて塩」という呼び名はここからきます。(←ここ重要 テストにでます)








塩を振った感じ。




そしたら軽く、表面をならして塩を均等にします。

軽くですよ!軽く! 擦りこんではいけません。


全部塩をかけたら、1時間ほどおきます。

1時間ほど時間あいたら水で軽く塩を流します。


この時点でおもいきって身をぺロッっと舐めてみてください。






このときに感じる塩気がそのまま味にでます。

塩気ない・・・・とおもったらまた塩を振るところから。
しょっぱい!とおもったらちょっと余計に水で流してあげてください。

特に大型のムツ、キンメは塩が脂ではじかれて入りにくいの注意してあげてください。






あとは軽く水気をとって干物干し網にいれて外に干してください。

干物干し網は必需品です。

これなきゃ、ハエたかりまくるか、カラスにもっていかれるのが落ちですから(笑)






自分が作るときはだいたい仕事帰ってから夜11時から捌き出して、ここまで終了するとだいたい夜中2時です。

これでテーブルの上にならべっぱなしにして水気とって翌朝に干します。


干すときは日陰が良いです。曇りならどこでも。

天気が晴れで、風があったら最高! 3時間ほどで干物は完成します。

曇りでも風があれば5−6時間で完成。

干す時間は好みです。柔らかい身を楽しむなら表面の水気がとんだらもうOK!  ある程度日持ちさえるならじっくり干してあげればOK!

干しすぎるとカチカチになってしまうので注意してくださいね。







保存はそのままジップロックいれてすぐ食べるなら冷蔵。

長く楽しむなら冷凍してもOKです。



最悪は雨天。 






このときは絶対に外に干してはいけません。

夏場の雨天で外に干そうものなら腐ってしまいますから(笑)

どうしてもやるならエアコンかけて除湿きいた室内で扇風機むけて干してください。

湿度は大敵です。

夏場の気温30度以上になるときもそうですね。

やはりエアコンかけて室内扇風機干しがいいです。


ようは、干物作るときは天気予報に注意してください。

重要なのは気温25度以下!
晴れて風のある日がベスト!


ということで今日は真面目に干物造り講座でした♪





ちなみにクロムツの干物は絶品です。

僕がいままで作った干物のベスト3


1位  クロムツ
2位  キンメ
3位  カンパチ


このカンパチは絶品です。


アジの干物なんぞ子供みたいなもんですよ。

小さいカンパチが釣れたときはためしてみてください。







ただし・・・シマアジの干物だけは・・・・

やらないほうがよかったの堂々1位です。